ムック本の中味をアイデア工房スタッフが見て評価する、年賀状2017レビュー

晋遊舎の楽々プリント年賀状を見る

年賀状TOP年賀状情報局年賀状出版物比較 >楽々プリント年賀状

楽々プリント年賀状レビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加

総合評価

レーダーチャート

仕様

●発売・晋遊舎

●114ページ。CD-ROM1枚
動作環境
Vista、XP、Windows7、Windows8、Windows10
>>この本をAmazonで買う

内容

宛名職人MOOK版のCDが付属。作家による完成デザイン和の年賀状。定番、ビジネス、インク節約、カジュアル、デジカメなどのカテゴリに分けられた年賀状。手作り素材、年賀状印刷お助け動画、年賀状印刷ガイド、ペン字練習、マナー集などの他、電話サポート付き。

レビュー

デザインに自信ありと表示左上に記載されている。デザインの質は確かに悪くないようだ。本に掲載されているデザインが実質500点(賀詞無しや挨拶文なしは含めず)収録されている。実際の使用を考えれば充分だろう。その中で作家シリーズは和が圧倒的で、ターゲットとして少し年輩の世代向けと言えるかもしれない。500点中100点収録。

3大ポイントとして、作成お助け動画(Macintoshでは見る事が出来ない)ペン字練習帳、電話サポートを強調している。電話サポートはレビュー出来ないが、ペン字練習帳は微妙だ…。今更、ひらがなの書き方を練習して付け焼き刃でどうにかなるようなものでもないだろう。自分でプリントして練習する人はいるのだろうか。動画については、項目別にWindows用のインストール方法や簡単な使い方の短い動画が入っている。今時ネットに運んでも良いのではないかと思わなくもない。ただし、あくまで慣れていない人を想定しているのかもしれない。しかし、色々と理由があるのだろうが、慣れていない人を対象にするにしては宛名職人もインストール形式なのでハードルがあがる。何故か中途半端な感じだ。

Windows用だが、自分で宛名ソフトを持っているならば、基本は画像なのでMacintoshでも使用可能だ。

デザインに関しては、この本に限った話ではないが、特に作家シリーズでは自分の名前と住所をデザイン面に入れる体裁にはなっていない。他のデザインでも住所を入れるにはアキが少ないが、手書きでコメントいれるには広すぎるみたいな余白に対して中途半端で思い切りの悪いものが少なくない。個人的には相手の住所氏名は、デザイン面で完結して欲しいが、どっちかにした方が良い気がする。

その他の素材関連については、数合わせのおまけ程度なのでコメントは差し控えたい。

※収録点数は自社スタッフ調べ

この一冊をトリに例えていうなら・・・
『姿形は美しいが、空を飛べない尾長鶏』