ムック本の中味をアイデア工房スタッフが見て評価する、年賀状2017レビュー

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デザイナーズ年賀状2017レビュー

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総合評価

レーダーチャート

仕様

●発売・エムディエヌコーポレーション

●167ページ。CD-ROM1枚
動作環境
Vista、XP、Windows7、Windows8、Windows10、Macintosh OS9、OSX
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内容

カレンダー、スペシャル年賀状、テーマ別年賀状、誰でも使える年賀状、パーツ、フォント、マナー集、マニュアルなど。

レビュー

この本を買う人は普通は求めていないだろう。尖ったデザイン、人とは違うデザインを楽しむ心のゆとりが必要な人だ。 だけど自分ではデザイン出来ない人。住所氏名欄、挨拶文、コメント欄など、入れにくいだの、何だのという人は使ってはいけない。 その位に尖っている必要がある。その程度は許せる。
しかし、しかしである。尖り過ぎだろう。これ。良いものもあるが、もはや年賀状ではないものが少なくない。 はがきのアートやDMと思われても仕方ない。尖る方向が少し間違えている気がする。年賀状の作法を踏襲しつつ、その制限の中で暴れて欲しかった。 制限の中にこそ創作はある。五七五の俳句みたいなもので、その流儀を守りながらも破る。そんな手があったのかと思うようなものを作るのがデザイナーだろう。 五七五が百百百になってしまっては、もはや俳句とは言えないのと同じだろう。少しだけ残念な気がする。 ちなみに表紙のインパクトも午年が一番強烈で、少しずつパワーが落ちているように思える。もしかすると若い人はこれでないとダメなのだろうか。
これがクールだ。カッコいい。素晴らしいと思うならば、もう自分にはムック本をレビューする資格がないのかもしれない。 賛否両論、物議をかもすデザインがとにかく多い。辛口になったが、その善し悪しを決めるのは、使う人と使い方に違いない。

※収録点数は自社スタッフ調べ

この一冊をトリに例えていうなら・・・
『もう鳥とはいえないかもしれない、ジェット機。』