森遊さんのこだわりをもつ自慢の年賀状の作り方とこだわりをエッセー感覚で。

森遊さんの私の年賀状作法

パソコンとプリンタと年賀状

私の作る年賀状は、「家族」がテーマだ。

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よく、「年賀状に子どもの写真を載せるのは勘弁してくれ」と言う人がいるが、私は子どもの写真を見るのが嫌いではない。全く面識のない方からの年賀状の裏面がお子さんの写真だった場合は、「ふ〜ん」と思うくらいだが、兄弟・親戚・友人からの年賀状に、お子さんの写真や友人当人の写真が載っていると、嬉しくなる。あぁ、この子、お母さん似だな。とか、中年になった友人に、子どもの頃の面影を探したりするのが、大好きだ。大好きな事は、自分も実行する。家族がテーマな年賀状に、写真は必須だと思っている。その年、どうしても気に入った写真が撮れなかった時は、娘に頼んで「家族イラスト」を描いてもらう。もちろん、娘はプロではなく、イラストの勉強もしていないので、下手だ。でも、下手なりに、家族それぞれの特徴を捉えてたイラストを描く。

私の友人たちが喜んでくれたのは…

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娘たちと撮ったスペイン村コスプレ写真だ。これを送ってから何年も経つが、未だにスペイン村写真の事を年賀状に書いてくる友人もいるほどだ、ちなみに、友人・知人へは家族写真やイラストを年賀状に使っているが、それ以外の方たちへの年賀状は、それなりにきちんとした物を作成している。本当に、パソコンって素敵な機械だな〜とつくづく思う。字が下手でもイラストが描けなくても、写真を撮るのが下手くそでも、楽しんで年賀状を作る事ができるのだから。

年賀状ソフトで宛名印刷して、(年賀状ソフト=住所管理&宛名印刷ソフトだと断言できる)インターネット検索で、かわいらしいイラストや、イケテルイラストを探して、現在は価格の問題でフォトショップが買えないので、フォトショップエレメンツで文字加工して、イラストレーターで、配置したり、枠を考えたり。年賀状にふさわしい写真を探し、見当たらなければ娘に頼み込んで絵を描いてもらい、スキャナで取り込んで、フォトショップエレメンツで色づけする。イラストレーターを起ち上げて、フォトショップで加工した写真やイラストを配置する。特別な友人には、特別な写真(某有名歌手とのツーショット写真)を、得意げに載せたりする。

正直言って、一枚一枚手書きした方が

早くできるでしょう。パソコンの作業というものは、思った以上に時間がかかるものだ。熱中して、はっと気づくと2〜3時間経っているなんて「ザラ」だ。それでも、私は11月の声を聞くとそわそわしてくる。12月に入るとすぐに、腕まくりする。ただし、年賀状の「出来」はたいした事がない。年賀状を受け取った側は、他の年賀状を流し見するのと同じように、私が作った年賀状もさっと横目で見ておしまいなんだと思う。それでも、私は満足だ。自分の楽しみのために、今年も年賀状を作るだろう。仕事用、夫関連、私の友人・知人・親戚用、娘たち用。何種類もの年賀状を作るのだ。画面に映っている年賀状が印刷されて実際に目の前に登場する時、自分の作品が形となって現れる時、その時の気持ちは、言葉で表す事ができないくらいだ。

ビバ、年賀状♪ ビバ、パソコン♪

最後に、昨年と一昨年は、年賀状を作ることができなかった。喪中だったのだ。神様おねがい、今年こそは年賀状を作らせてください。何事もなく、一年が過ぎますように…。