簡略化した羊・年賀状一般用・e05

擬似的ツートンカラー

茶系の色と黒だけを使ったツートンカラーのようでいて、全ての色を使っている。いわば色を、昨今流行の偽装をしている訳だ。

錯覚を使って真実でないものを本当のように勘違いさせる。これが偽装だ。この場合は、2色が不可能なので、擬似的に表現している。どこが違うのだろうか。ネタを最初からばらしているので、だまそうとしていないだけが違う点だ。

しかし、世の中には嘘をついた方が丸く収まる事だって数多くある。全てが真実ばかりで良い筈がない。赤ちゃんはどっから来るの？コウノトリが運んで来るんだよ！は、詐欺か？サンタのプレゼントはだましなのか…。

本当に好きだったと言って去った彼女や彼氏を生涯天使や王子様のように思う人を誰が責められるだろうか…。嘘も美しい思い出へと昇華するのだ。むしろ後から、太って醜くなって戻って真実をさらけだしたら…

そっちの方が罪が深い…。

（ふゆき）