手書きの文字が入っているので、これをタイポグラフィーと呼んで良いのかどうかには異論があると思うが、一般的に文字だけでレイアウトしてデザインをする事をタイポグラフィーと呼ぶ。
このモノクロだけにワンポイントに色を入れたものが毎年異様に人気がある事がわかっている。それは自分と同世代の人に受けている事も分かっている。同時代を生きて同じ感性で同じものを見て感動したもの同士が感じる共有感みたいなものなのだろう。
広告などで、こういった手法を良く見ていたからなのか、肉が好きだったのに、だんだんあっさりとした和食が好みになってくるようなものなのか、理由は分からない。これまで何度も書いているが、配列にも時代性があり、配列にもメッセージがあるとすれば、それはグラフィック言語と言っても良いかもしれない。そしてその言語は自分の10才上下にしか通じない。
自分の賞味期限が近づいてきたなあ…と思うこの頃だ。
(ふゆき)