竹は日本文化の象徴だ。竹細工はありとあらゆる所に存在する。弾力性があって強度があって加工しやすい事と、竹林が身近にあった事がその理由だろう。自分の故郷も林は竹で覆われていた。子供の頃から竹を切って遊んでいた。
江戸時代だと獄門打ち首でも竹が出てくるし、観客は竹で編まれたフェンス越しに見物している(縁起でもない)、カゴも竹、家屋敷にも竹が使われ、日用品に至るまで竹が豊富に使われている。和の象徴に実に良く似合う。
ジャンルとしては干支の絵文字となるが、発想としては安直で、真っ正面からのアングルも単調だ。面白みに欠けるが、一瞬でわかりやすいのが特徴の年賀状だ。色々言い訳しているが、ここらあたりはもう苦しいので、勘弁して欲しい。
これが実際に竹を切って細工して同じ事をすると手間も暇もかかるが、味わいも出る。しかも構図も色々と凝る事が出来る。お暇な方はお試しあれ。
(ふゆき)