最初は全身を描いてあったが、最後に削った。いい加減同じパターンになってしまう事と、脚を入れると背景まで膨らんでくる事に嫌気がさした事もある。これは手抜き云々の話ではなくて、トリミングして入れようと意図してやったものなので、思想の問題だ。
コメント上で、サービス精神でよく手抜きと書いてしまうが、意図した手抜きと、面倒だからの手抜きと、時間節約の手抜き、表現は色々あるが、表現上のデフォルメと考えると、決して悪い意味ではなくなる。
進化は手抜きと無縁ではない。産業革命だって手抜きだし、情報革命だって手抜きの最高の結果だと考える事で納得がいくはずだ。同じ事に時間を割かない。時間の究極のカタチがデジタル革命だからだ。節約した時間をどこに使うか…が最大の問題になる。さらに質を高める。あるいは量産する。その為に同じ作業をカットする。
時代は変化している。同じ言葉も違う意味をもたらしてくる。良い言葉が悪い意味に、悪い言葉が良い意味に変化していく事だってあるだろう。そんな時代に産まれて生きている事を幸せだと考える事にしている。
(ふゆき)