年賀状とは自分自身の決意表明の他に、近況を伝える大きな役目を持っている。まだ生きてるよ!とか或いは何の変哲もない短い住所や家族の名前の中に、子どもが産まれて成長していく様が凝縮されているのだ。ああ、あいつの子どもはもう小学生になったのか…とか、積み重ねだけが教える情報がある。本当はデザインそのものよりも、そっちの方が大切な事なのだろう。
今年もお盆を使ってみた。本当はもっとニワトリのシルエットらしくして白い皿を使い真っ赤な伊勢エビをトサカに使うような手もあったが、敢えて何だかわからない方法を取った。例え気がつかなくとも良いかな…と思う。
それでは何だか頼りないって?ああた、頼りがないは無事だと思えと昔から言うではありませんか。
何、使い方が間違っている?
何はともあれ、生きてる証と軌跡を送りましょう。