ぱっと見、どこにでもある古いタイプの年賀状の雰囲気だ。墨絵風としたが、本物の墨絵に適う筈がない。まがい物の墨絵だからだ。ここでどんなに墨絵に近いものを描こうとしても仕方ない。それなら最初から墨絵を描けば良い。(描けないけど…)ここは勢いだけで勝負するしかないと考え、Illustratorのブラシツールを使って勢いのある線にしてみた。(実は単に丸いブラシを使っただけだ)
墨じゃないなら、墨で出来ない事をしないと意味がない。少しだけ黒に青を混ぜてみた。本当は書道の文字を使わず、明朝体やゴシック体を使って、今風なデザインにしてしまう事で墨の効果を打ち消す事も出来るが、敢えて筆文字を使った。
少しでも若い人に受けようなんて邪心を出すと、自分を失う。不思議な事に10才以上離れると、その世代の好みが分からない。自分に出来る事は私の年齢のプラスマイナス10才がメインだろうと思い切る事にした。
正直に告白すると、私には水墨画の良さなんて全く分からなかったりする。本物の書道や墨絵の良さを満喫したい方は、私には手に負えないので、今年から始まったデザイン書道家の筆文字リンクを是非ご覧下さい。
(ふゆき)
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