干支筆文字オーソドックス年賀状・e03

オーソドックス年賀状

この新しさのかけらもない、安直きわまりないレイアウト。実は何も浮かばなかった。常に引き出しの中には同じ物を違うように見せる道具が入っている。しかし常に棚卸ししないとどんどんさび付いていく。

デザインの現場から離れて随分たつので、自分の道具はどんどんさび付いていくのが分かる。研ぎ澄ます事もままならない。なので、今年は一年中、年賀状だけを作る年賀状デザイナーを雇うか養成しようと考えている。しかも20代、30代に訴求できるデザイナーだ。

そもそも年賀状デザイナーなんて世の中に何人存在するのだろう。良く分からないが、既に次の世代に引き継ぐには、時間はあまりない。今年中に募集の予定だ。

このサイトではやらない。人と人の縁は常に細い糸のようなもの。募集をかけた時に、たまたま目にとまった人がいて、年賀状に興味がある人と出会う一瞬の交差を縁という。もしかしたら来年は新しい年賀状デザイナーの作品をご披露する事が出来るかもしれない。応募したい人はファインドジョブをしつこく見ていたら見つかるかも。

さあ。あと30点ほど、さび付いた道具を使って何とか頑張ろう。

（ふゆき）