世の中右も左もスマートフォンだらけ。電車の中にいても珍しくなくなった。初代iPhoneを発売日に持っていたときはちょっと誇らしかったけど、今やみんな持っている。どこにいてもネットにつながらないと不安になる時代になってしまった。
ビジネス用としてスマートフォンは非常に役に立つ。ポケベルから携帯電話になり、今や手のひらにのったインターネット環境。時代の進化は凄まじい。ついていくのが精一杯だ。
劇的な変化する中で決して変わらないものもある。それは進化に関係ない、変わらない事が価値の世界だ。古い町並みだったり過去から連綿と続く慣習だったり、伝統の重みを感じるものだ。
消え去るものは、残るだけの価値のないものなのだろう。残さなければならないと声高に叫ぶ必要があるのは、放って置けば消える運命にあるからだ。そんな世界が周囲にはいっぱいある。本当に残す価値があるのか…。新しい世代はそれを必要とするのか。
だけど、古い町並みは残そうとしなければ決して残る事はなかった。時の経過の重みは、計り知れない。どれだけの時間が経過したら人は、その存在に畏敬の念を抱くのだろうか。ふと、そんな事を感じずにはいられない。
(ふゆき)
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