年賀状DVD-ROMイラスト10000レビュー

こんな方にオススメ

特徴

仕様

●発売・インプレスジャパン

●320ページ。DVD1枚
動作環境
Windows8、7、Vista、XP、2000、Me、98、 Macintosh OSX / OS9 　DVDが読める環境
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内容

014年午年向け年賀状イラストを、付属DVD-ROMに10,000点以上収録したイラスト集。定番の年賀状から、おしゃれ、和、デジカメ、エコ、人気作家作品などあらゆるジャンルの年賀状デザインと、馬のカットや文字など気の利いたパーツ素材がたっぷり詰まった、年賀状素材集の決定版

総合評価

実質2260点の年賀状デザイン、寒中や喪中暑中なども入れると2324点になる。この数に挨拶文なし、賀詞なしの種類が加わる事になる。デザインテンプレート集としても多すぎるくらいに多い。一体こんなに必要なのだろうかと思うくらいに多い。挨拶文なしや賀詞なしは、使う人がデザインは良いのに挨拶文が邪魔だとか、賀詞が気に入らないとの声を反映したものだろう。実際、弊社でもその声は少なくない。DVDの中味は日本語表記で本と連動して分かりやすい。

デザインは様々なテイストがあって、相対的に質が高い。中には何じゃこれ…というものもあるが、愛嬌としておきたい。特に写真フレームはシングルからマルチ、さらに全面タイプと使い勝手によって分けられ、ボリュームがある。

誌面は羅列型で見易い構造だが、逆に編集部のおすすめとかはないのでメリハリがなく、選択肢が多いのは悪くはないが、決めるに決められない民主主義のようで、これだけの数があると見ていて気持ちが悪くなってくる。決定権はあなたですよと言っているようだ。これは良い悪いではなく、そういうコンセプトなのだろう。

自分で作るという人にも充分なパーツがあるが、これも本当に必要なのか。デザインもパーツも使われる事なく日の目を見ない定めの引き立て役が悲しい。過ぎたるは及ばざるが如しという格言が、ふと思い起こされる。良くも悪くも本の特徴をひとことで言い表す事が出来ない。専門店ではなく、高級なものも安い物も何でもかんでも置いてあるせっそうのないお店に入ってしまったかのようだ。結論としては、購入して決して損のない本だと思う。

最後に、表紙が中味の品質を表していなくて今イチなのは勿体ないし、本の名称もそのままで全くひねりがないのだが、少し品がない位の方が売れるのだ…と主張している気がする。

※収録点数は自社スタッフ調べ

この一冊を食べ物に例えていうなら・・・
『美味いが元の味が判らない食材てんこもりのごった煮鍋』