スポンサーリンク
何の変哲もない。赤ちゃんのさるの年賀状だ。今更、絵でもないだろう。おそらくは写真を使う。それでも写真年賀状だけは嫌だと思う人向けだ。もしくは写真写りがどうしても可愛い赤ちゃんとは言えない。将来はカッコ良くなるかもしれないが、赤ちゃんとしては不細工な赤ちゃんも存在するのだ。そういう方のための年賀状だ(多分嬉しくないだろう)
写真年賀状ほど、受け取る側と差し出す側の満足度にギャップがあるものはない。最近流行のSNSで今日の食事の写真の投稿をするのに似ている。誰も人の食事の写真は見たくない。だけど、撮ってアップする方は、きっと楽しいのだろう。自己満足型に分類される。但し、突っ込みは年賀状には期待出来ないので、一方通行だ。
年賀状がコミュニケーション型のツールと考えれば、ハガキであってもメールとは目的が明らかに違う。ライバルはSNSになるだろう。だが、垂れ流し型のSNSと、年に一度の年賀状では希少性が全く違う。同じスポーツの祭典だろう…と言われても、地域の運動会とオリンピックぐらいの差がある。しかも年賀状には千年以上の挨拶文化を背負い、かつ、ハガキのカタチになった百数十年の歴史と重みがある。文化は、そうカンタンには無くならない。
多少の浮き沈みがあっても、むしろ、重みを増していくものだと思っている。
(ふゆき)