ちょっとやりすぎの感じがある。本当はひとつの文字を違うものに見立てて、なるほど〜と思うカタチにしたい所だが、謹賀新年では遺憾ともしがたい。
そもそも、丁寧語に近い、四文字でおちゃらけて良いのか…という意見だってあるだろう。作ってから気がついた。まあ、これは愛嬌という事にしたい。
背景が黒になると中味が明るく見える錯覚がおこる。背景が白だとその逆だ。真っ黒の背景に濃淡のついたものを入れる時、本来のものよりもコントラストを上げる必要がある。
例えば写真を入れたりすると、必要以上に白っぽく見える。幼稚園児に混じった小学生みたいなものだ。小学生が大人っぽく見えてしまう効果だ。これを逆用するなら、暗く写ってしまった写真、もともと色が黒いあなた。明るく補正するのも手だが、背景に黒を引くと明るく見えてくる。
しかし、暗い表情は決して明るい表情にはならないので、ご注意あれ。
(ふゆき)
宛名ソフト等はこの画像をご使用ください。
干支は癸卯。日英同盟を記念した多色刷りの年賀状が出現しているのが興味深い。一般の人が挨拶状として使う年賀状ではなく、やはり営業用としての側面が強いが、色合いやデザインが非常に近代的になっている。
干支は甲辰。日露戦争が勃発した年でもある。どんどん年賀状の印刷技術が進化し、多色刷りのみならず、絵柄やデザイン的にも洗練されたものが出始めた頃の年賀状が展示されている。
干支は乙巳。日露戦争の影響で軍事的なものが数多く見られるが、干支はまだこの頃の年賀状に頻繁に出現している訳ではなかった。年賀状=干支となるのは、ほんの少し後の事になる。全て多色刷りで、時代を映した年賀状を展示している。