絵文字は、文字そのもの訴求力に、絵柄の訴求力がプラスした、もの言う絵、或は見かけにこだわる文字だ。人間で言うなら、歌って踊れる俳優みたいなもんだろうか。
こういう場合、加減が難しい。ついついやりすぎてしまう。そこまでは求めていないっちゅうねん、位にやりすぎると、奥行きも、深みも何もない。見たまんまになってしまう。
ぐっとこらえて、少し控えめぐらいがちょうど良い。残りは見る人が、差し出し人の個性を考えつつ頭の中で補う訳だ。あいつはいつも竹槍持っていたなあとか(そんな奴はいない)、紅白のムチで叩いてばかりいたとか(これもいないだろう)
つまる所は出す人の個性が一番だって事だ。
(ふゆき)
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干支は庚子。一見、何の変哲もないが、恭賀新年と描かれたレタリング文字が現代の文字にも通じる形で描かれており、非常に興味深い年賀状が展示されている。この頃になると多色刷りのものも出て来ている。
干支は辛丑。網点で表現された年賀状、木版画、多色刷りの年賀状、さらに銅板画エッチングの細密描写年賀状と、多彩な手法で印刷された年賀状が展示されている。明治維新から34年で、既にこういう文化の根が這っていた事に驚く。
干支は壬寅。現代と変わらない明朝体の活字で印刷された年賀状がある。多色刷りの年賀状もあり、当時の印刷技術をかいま見る事の出来る年賀状が揃っている。