Happyの「H」が「は」の字に似ているので、置き換えたらどうなるかの実験がこの年賀状の賀詞だ。この場合、はappyか、はppyで迷ったが、見た感じで後者にした。
こういう色合いは苦手の部類に入るが、ターゲットが家族となっているので、ここは迎合するしかない。年賀状は既に14年目に入っているが、12年前のデータが使えるかと言えば到底使えない。アプリケーションの進化もあるが、自身の技術も当時とは違っている。自分の腕が12年の時の経過を経ても価値を失わないほどの質の高いものが作れなかった事を証明している。
飽きもあるだろう。どんなに斬新なものも見慣れてしまえば普通になる。iphoneが出て来たときは衝撃だったが、今では生活の一部と成り下がっている。
年賀状は100年以上の歴史がある。その中で人の心をとらえて話さない年賀状ってどんなものだろうか…。今迄とは違う年賀状ってどんなものだろうか。そんな事を考えながら、次々と平凡なものを出し続けている自分だ。
(ふゆき)