画竜点睛を欠く

一般的に左右対称は普通はつまらない。だけどこれは左右対称だから引き立つと思う。厳密に言えば色が対称ではない。コントラスト勝負だ。だが実は失敗している。それは後ろの赤の屏風を無くせばきちんと濃度が出ているのだが、背景が濃いと濃い色でも薄く見え、明るいとその逆になるという人間の目の錯覚があるからである。

屏風で濃度差が思ったよりなくなった。直してアップしろ…という意見もあるだろう。画竜点睛を欠くという言葉があるが、これは目を入れるのはあなた自身に任せましょうという奥ゆかしい私の態度だ。完璧よりも何処か足りないから、手を入れて創作するマインドを刺激するのである。（物は言いようである。）

何事も自己流でやっている私なんかは、さしずめ我流天性を欠くとでもいうのだろうか…。

何？欠くのは天性じゃなくて品性だろうーが…って？こ、こら〜〜〜〜、お、俺にケンカうっとんのか〜〜！

あ、当たってるやないか…。

（ふゆき）