最近企業の不祥事が多い。世の中の価値観の変換についていけない証拠だろう。大きい企業ほど、そしてワンマン企業ほどその傾向が強い。身軽なベンチャー企業があっという間に伸びていくのも人の好みに敏感なせいだ。
今は人の価値観は実に多様でしかも移ろいやすい。これが正解だなんてどこにもない時代である。身軽さが求められる。フットワークが良くないとついていけない。金科玉条のように敬い実行する手だてなんて幻想に過ぎない。腰が軽いほど良いのだ。但し、決して尻が軽いという意味ではないので注意が必要である。
朝令暮改とは悪い意味だった。だが現在では朝令暮改でないとやっていけない。速度が求めらている。そして能あるタカはみんな大きく羽ばたいていくのである。
その点、自分はたった1人である。朝令暮改どころか方向の切換も瞬時である。圧倒的に有利だ。だが何がいけないのかどうしても羽ばたく事が出来ない。もしかしたら俺こそが、飛べない地に足の生えた真のニワトリなのかもしれない。(ちっとも嬉しくないぞ)