みの文字を描くのは常套手段だったので、たての線を謹賀新年の文字で表現しただけの何の変哲もないシンプルな年賀状だ。それ以外に何の意味もない。その分、背景にはごくごく薄い色をグラデーションで入れてある。古いプリンタだと色が出ない程度の薄い色なので、プリンタの性能が悪いと思われる場合は使わない方が賢明だ。
プリンタはどんどん性能が良くなっている。驚くべき進歩だと思う。ところが残念ながら我々制作者の方がプリンタの性能に追いついていない。写真は溢れ、カラフルな色から、渋い色迄再現性の良さは恐るべきものだ。印刷業会の存在価値が問われている。
勿論プロはプロなりに専門性があり、素人とは違うデザインや色へのこだわりがある。しかし、それを凌駕するほどの細密な技術が素人を後押ししている。年賀状ビジネスも変化の時を迎えているのかもしれない。人々の目は肥え、生半可な出来では許してくれないほど、凄まじい勢いで進んでいるのだ。
それにどう対応するべきかは、私の考える所ではないのかもしれない。若い世代の仕事なのだろう。
(ふゆき)
宛名ソフトなどの場合はこのJPG画像をご使用ください。
ユーザー登録(無料)が必要です。AI8形式データ。zip圧縮。
シンプルなイラストと切り絵の配色が絶妙です。シンプルだけど大胆。暖かみを感じるテイストの年賀状です。
同じく違う色調でやっぱり絶妙の配色が素敵な年賀状。単純な線なのに浮き出し感がある緑の色が映えます。