年に二度しかない貴重なものという意味じゃない。単調なお盆の意味だ。少し角度を付けて奥行きを付けてやれば、立体的なお盆になるが、今回はまん丸をテーマにした。
どこにでもあるような、何の変哲もないデザインだが、元々一般用はオーソドックスなレイアウトと決めているので、奇を衒ったものは入れない予定だ。箸を置こうかと思ったがそれも蛇足と思いとどまった。
この年賀状は洗練度は低いが、一般的にオーソドックスなものは長い時を経て残ったものなので、残るには残るだけの理由がある。シンプルさとは極限のデザインだと思う。ロゴマークなどがその良い例だろう。
何度も書いているが、ゴテゴテと入れて間を持たす方が、シンプルで調和をとるよりもカンタンだ。省略すればするほど技量が問われるのは何もデザインに限った話ではない。贅肉をそぎ落とし、余計な体脂肪がないアスリートのようなものなのだ。かつそれで斬新さを醸し出そうとしたら、どれほどの時間がかかるのか…。
はっきり言います。自分にそんな時間は残されておりません。それは次の世代の仕事ですわ。新しい才能におまかせするとして、私は取り敢えずごまかしのテクニックで、生き延びて参ります。
(ふゆき)
宛名ソフトなどの場合はこのJPG画像をご使用ください。
ユーザー登録(無料)が必要です。AI8形式データ。zip圧縮。
和風タッチのイラストと筆文字が、オーソドックスな雰囲気の年賀状に仕上がっています。
筆のタッチで描かれた干支と宝船を、安定感のあるレイアウトで処理した年賀状デザイン。誰にでも出せます。