一般e-09ふゆきデザイン年賀状

平家物語

大きな会社が合併でなくなり、ライブドアの例や、夕張の例を出すまでもなく飛ぶ鳥を落とす勢いだったものが自ら落ちていく。過去の栄華が嘘のように寂れる情景は古今、至るところに点在する。祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きありで知られる、平家物語（ひらやと読んではいけない）を例えに出すまでもなく、栄えるもの、命あるものは必ず滅するという盛者必衰の理を感じずにはいられない。今栄える人も明日は我が身と身を引き締める必要があるだろう。

しかし、しかしだ、俺はまだ盛者にもなっていないっちゅうねん。栄える事なく滅するのはあまりに悔いが残るではないか。確かに中年になった。こっちから見たら近いやん…と思っても若い世代から見ればずっと上に見えるだろう。でも成功とはほど遠い位置にいる。明日は大きくなるぞ…と、六本木ヒルズとは言わないが、二階建て、三階建ての豪邸にすむぞと夢見る一人でもある。もっともっと高い位置に行こう。みんな、み〜〜んな、それを信じて頑張ろう。

まだまだこれからさと信じる、平家物語（ひらやものがたり）でございました。

(ふゆき)