マーク的なひつじ・年賀状友人知人用・c01

視点を探す

ワンパターンではあるけれど、シンプルにデフォルメして、耳の部分を賀詞にした。こういう図案は誰もが思いつく訳で、斬新とも言えないが、ないと埋まらないので仕方がない。大抵の場合、デザインは色々な組み合わせで成り立っている。ひとつひとつは使い古された技術だったり、表現だったりする。それでも組み合わせ次第では、これまでにないような新しさを感じることがある。

デジタル時代の今、技術の浸透度は凄まじく、すでに技術は出尽くされ、新しい物もあっという間に陳腐化し、コモデティ化する。新しいものは、組み合わせから成立する時代になった感がある。視点が新しいということだろう。新しい視点を探さなければならない。でもそれがカンタンじゃない。

世の中のあり方を180度転換させてしまうような革新的な技術や枠組みをパラダイムシフトという。年賀状にもパラダイムシフトが起きるのだろうか…。例え作り方や送り方にパラダイムシフトが起きても、お正月に年賀状という枠組みは決して変わらない気がする。

（ふゆき）