特にコメントする事がないデザインだ。デザインというにはちょっと気がひける。単に色のベタに墨の文字があるだけの何の変哲もないスタイルだからだ。
色を変えればまた違う趣になったり、全く違う作品になったりするのだろう。今回は寿の文字以外を白抜きにしたかったので、白抜きが映えるギリギリの濃度で少しだけ渋めの暖色系を使用した。
最近のプリンタでは縁なし印刷が多いので、スタンダード年賀状は全部縁なし対応にしようかどうか迷ったが、ここではやはり余白を最低限度保つ事にした。
ハガキで裁ち落とし(縁なし)を避けるのは、印刷関係者やグラフィックデザイナーにとっては習性というか、セオリーというか、作法みたいなものだ。「ここだけは譲れないよ」みたいなものだろうか。
(ふゆき)
宛名ソフト等はこの画像をご使用ください。
遊筆家 林映寿氏による、筆文字お守り名刺は映寿和尚がお名前を2点書き選べ、初対面でのインパクトの大きさが期待できる。映寿和尚の筆文字によるお守り表札は、家の看板。通常の表札は名前を彫るが、お守り表札は名前は浮き彫りにする。
現代の活字ではどうにも自分気持ちを表現できないと筆文字にこだわり、さらに古典的書道にとらわれない自由な発想で書くと言うより描いている。墨で書く筆文字から絵の具を使ったアート的な筆文字などさまざまな表現法を試みては作品を制作。
書に携わり約20年。師範代の経験と筆文字を生かしたグラフィックデザインで手がける。広告物など多岐に渡り手がけ「和」にとどまらない筆文字や墨の濃淡が出す趣を自然に、気楽に。水墨画の枠を無視した墨イラストも描く。アイデア工房スタッフ。