一応縁起ものという事で、七福神の中から布袋さんを選んだ。といっても布袋さんをよく知っている訳ではない。誰やねん、布袋さんって?という程度の知識しかない。何故選んだかと言えば、描きやすそうだったからだ。
よくよく見れば七福神はみんな笑顔だ。確かに怒った顔だとおめでたい感じはしない。ニコニコと笑っている方が何となく和やかな雰囲気になる。
じゃあ、生まれつき怒り顔の場合はどないしたらええねんという疑問もわく。しかし、心配は要らない。いつもニコニコと笑っている事ほど気持ちの悪い事はないだろう。お金を袋に入れて持ってるから笑っているに違いない。目の奥に冷たさを人は感じてしまうものだ。
そんな事を言えば、じゃあ、生まれつき笑顔の場合はどうしたらいいんだ…という疑問がさらにわいてくる。
考えるのはやめましょう。
(ふゆき)
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年賀状レトロ美術館は、年賀状や絵ハガキのコレクションではなく、時系列に並べ、年賀状を通して当時の日本や世界の世相と比べて視る事を目的としている。明治、大正、昭和の年賀状文化を通して世相を切り取るアートヒストリー。明治20年代から、昭和30年代のオールディーズ年賀状迄を揃えている。
年賀状美術館巳年特設展示の中の大正6年の年賀状。タッチは現代とは若干違うが縁起担ぎの七福神をあしらった年賀状。今より遥かに縁起に対して敏感だった当時の雰囲気が出ている。
年賀状美術館巳年特設展示の中の明治30年代の一般テーマの年賀状。この年の歌会始のお題が「新年山」です。下の二つの年賀状に歌会始の題がそのまま使用されています。当時は、歌会始のお題を年賀状に使用する例が多かったようです。