英国の団体「南極遺産歴史トラスト」は南極にある英国の基地に期間限定で勤務する「郵便局員」の募集広告を自らのウェブサイトに掲載したが、応募者約１０００人が殺到し、サイトへの接続が一時不可能となる反響を呼んだ。
その業務内容は、南極半島にある郵便局のミュージアムとギフトショップでのフルタイム勤務で、
今年１１月初旬から翌年の３月半ばまでの季節限定。
郵便局での経験は問わないが、
「１ヶ月シャワーを浴びず、３人くらいの人と、ペンギンだけの生活ができること」
「気温－５度、ブリザードの吹きすさぶ世界でお客様を暖かく迎えられること」
「ペンギンの卵、Tシャツ、食品のストックを正確に記録できること」
といった南極ならではの条件が並ぶ。
月給は1100ポンド（約20万円）だという。
やや薄給にもかかわらず、
応募者は日本やオーストラリアなど世界各地から集まったという。
現地の冬季の平均気温は零下１０度。
水道水、電話もなくインターネットの使用も不可能。通信は無線のみで、
数千匹のペンギンだけが日ごろの「友」となる。
また、１日に１〜２回観光客船の乗客が訪れる。
「１ヶ月シャワーを浴びず、３人くらいの人と、ペンギンだけの生活ができること」など、
南極の郵便局ならではの応募条件が面白い。
数千匹もペンギンがいるなら、人間と通信ができなくても寂しくはないかも知れない。
ただ、1ヶ月もシャワーを浴びられないというのは過酷だ。
残念ながら今回の求人は先月末で締め切ってしまっているが、
ペンギンと友達になりたい人は是非次のチャンスを狙ってほしい。