ジャストシステム(東京本社:東京都新宿区)は、セルフ型アンケートサービス「Fastask」(ファストアスク)を利用して「年末年始のスマートフォン利用に関するアンケート」を2015年1月13・14日に実施。その結果を公開した。
アンケート対象はスマートフォンを利用している10代〜60代 男女500名。
年末年始(2014年12月30日〜2015年1月15日)のスマートフォン利用に関して、年賀状に関する項目では次のような結果が出た。
・年賀状を一切出さずにすべてSNS上のコミュニケーションで代用した 13.6%
・すべての知人に年賀状を投函した 21.0%
・年賀状も出したが1割ぐらいの知人はSNSで済ませた 14.8%
・7割ぐらいの知人はSNSで済ませた 8.2%
約8割の人が年始の挨拶にSNSを利用しているが、全てをSNSで済ませてしまう層はまだ少ない。
年賀状投函と並行して利用した人の中には、SNSでの付き合いしかない、メールアドレスは知っているが住所を知らない、というケースもあるのかもしれない。人付き合いも多様化している。
「若年層の年賀状離れ」はよく耳にするフレーズだが、読売中高生新聞編集室が「Yteenアプリ」にて、中高生に2択でアンケートをとったところ、次のような結果が出たという。
・「紙」の年賀状のほうがいい 88%
・「あけおめ」はメールでしょ 12%
メールで十分!という意見もあるが、圧倒的に「紙」の年賀状の方が良いという結果。
寄せられたコメントには、「紙の方が気持ちが伝わる」という意見が多く見られる。また、「相手の事を思い出しながら書く時間が素敵」「次会うのが楽しみになる!」など、紙に書く事の楽しみも感じている。
これには「意外!」と感じる人も多いのでは。
日常的に手紙を書く機会はほとんどなくなり、宛先の書き方が分からない低年齢層が増えているという現実もあるが、ハガキを1枚1枚を楽しんで書く事や届く嬉しさを伝えていければ「全部メールで済ませる派」が主流になる日は遠いかもしれない。
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年末年始のスマートフォン利用に関するアンケート(ジャストシステム)
https://www.fast-ask.com/report/report-nenmatsumedia-20150123.html
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読売中高生新聞・TEENの結論(アンケート結果)
http://www.yomiuri.co.jp/teen/labo/ketsuron/20150109-OYT8T50136.html
Yteenアプリ
http://www.yomiuri.co.jp/teen/zero/yteen.html
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個人情報の保護が厳しい現在、学校ではクラスの住所録を配布する事も無くなっているそうだ。年賀状を出そうと思えば「年賀状出したいから住所を教えて!」といちいち聞いて回らないといけない。特別親しい人でなければ若干面倒そうだ。社会人ならなおさら…。ハードルが上がって枚数も減る、メールアドレスは知ってるからこっちで良いか、となるのも頷ける気がする。メールやSNSは、状況に合わせて上手く活用しつつ、ハガキの楽しみも忘れないでいたい。