「スタバはないけど、砂場はある」
スターバックスの出店計画が発表される前に平井伸治知事が自らそうアピールした鳥取県は、
冬場の観光誘客を図り、「蟹取県」と名乗って「ウェルカニ♪鳥取県キャンペーン」を始めた。
全国的には意外と知られていないカニ水揚げ量日本一を前面に、鳥取の認知度向上を目指す。
農水省の昨年の調査では鳥取県のカニ水揚げ量は1万929トンで全国シェアは1位の46%。しかし関西を除き、全国的には北海道などの方が産地のイメージが強いという。そこで、県名を蟹取県というニックネームに"改名"。カニ日本一を浸透させ、冬場の誘客を図ることにした。
県では蟹取県特設ホームページを設けたほか、年賀はがきに「蟹取県」と記入し、県のPRキャラ、トリピー宛てに年賀状を出すと「県産ボイル松葉ガニ」を3人に贈呈▽県内の対象宿泊施設に泊まり応募はがきを送ると、毎月100人に「県産カニ」を贈呈(来年2月末まで)-などのキャンペーンを実施している。
県観光戦略課は「さらに面白い、盛り上げる策を考えたい」としている。
さきがけである香川県が「うどん県」に改名してはや4年。
今年のうどん県のテーマは「恋するうどん県」だという。
香川県の特設サイトの気合いの入りようも尋常ではない。
そして何より要潤のキメ顔に「好きになっても、いいんだぜ」のコピーは強烈だ。
さきがけのインパクトに、二番煎じの蟹取県は厳しい戦況を強いられるだろう。