高校生がチームで3枚の年賀状を制作し優勝を競う「年賀状甲子園」(主催:年賀状甲子園事務局)が、第6回大会の最終結果を発表。本年は「静岡県立浜松江之島高等学校」が優勝の栄冠を勝ち取った。
「年賀状甲子園」は、高校生を対象とした年賀状コンテスト。三人以上のチームで、3つのテーマ(イラスト・写真・ルーキー応援)・計3枚の年賀状を作成し、総合獲得点数により優勝を競う。作品には「手書きの筆跡」が必須とされ、メール・デジタルが中心の若い世代に、手書きのメッセージの良さを再確認し、自分らしい年賀状を模索してもらう。
第6回を迎えた本年は、全国から90の高等学校が参加。参加チームが互いに作品を審査し合う「相互採点」による予選を経て、上位16チームを選抜。本選はトーナメント形式で優勝・準優勝チームを決定した。
本選最終審査には、プロのイラストレーター5人により採点。イラスト・写真の2部門のMVP作品についてもこの5人が座談会により選定した。この座談会の様子は、選評として公式サイトでも公開している。
また、ルーキー応援部門のMVP作品選定には、本年の応援対象ルーキーである埼玉西武ライオンズ・森友哉選手が、予選を勝抜いた上位16作品の中から1枚を選定。MVP作品制作者には森選手のサイン入り記念品が贈られた。
大会結果公開と同時に、応募全作品についても公開となった。
この後、公式サイトで受賞校のコメント等を引き続き公開していく他、株式会社山櫻ショールーム「サクラテラス」にて、優秀作品を展示する(12月中頃より実施予定・期間未定)。
年賀状シーズン本番の12月、高校生の若さ溢れるアイデア年賀状の数々に、刺激を受けてみてはどうだろう。
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【大会結果】
優勝:静岡県立浜松江之島高等学校
準優勝:秋田県立能代松陽高等学校
(部門MVP)
イラスト部門:静岡県立浜松江之島高等学校
写真部門:愛媛県立南宇和高等学校
ルーキー応援部門:愛媛県立小松高等学校
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【プロイラストレーター審査員】(敬称略)
・いのもとまさひろ(公式サイト)
・しみずひろみ[See'z](公式サイト)
・竹本明子[デザインスタジオバンブー](公式サイト)
・タナハシヒロ(公式サイト)
・宮部珠江(公式サイト)
[特別審査員]埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(ルーキー応援部門)
主催:年賀状甲子園事務局(アイデア工房)
協賛:株式会社ワコム、株式会社筆まめ、株式会社山櫻、株式会社ヘキサゴン、株式会社ビットブレーン
応援:年賀状甲子園応援団
デジタルスキルの向上で、作品レベルが年々上がる年賀状甲子園ですが、それだけでは上位に勝ち残れないのがこのコンテストの見所。受取手にどんなメッセージを送るのか、アイデア・オリジナリティ・筆跡とのトータルデザインが採点には大きく反映される他、トーナメント表決定時の「運」も重要。本年は応援対象ルーキーが早くも1軍で活躍されていた為、このテーマの資料集めに関しては参加者にとっては少しラッキーだったのではないでしょうか。