郵便事業株式会社、郵便局株式会社は、平成25年の年賀はがきを平成24年11月1日から販売すると発表した。総発行枚数は昨年と同規模の約36.7億枚。キャッチコピーは『人の心が、年の初めに届く国』。
●ディズニーキャラクター年賀
ウォルト・ディズニー110周年限定としてミッキーマウス、ミニーマウス、くまのプーさん、バンビ、ピーターパンなど、ディズニーキャラクターたちが一堂に会したデザイン。発行枚数の内訳は、インクジェット紙5億700万枚、インクジェット写真用7,300万枚。インクジェット紙は1枚50円、インクジェット写真用は1枚60円で販売との事。
●いろどり年賀
年賀葉書本体に色を付け、日本に古くから伝わる色と、繊細で豊かな文化を楽しめる「いろどり年賀」は、「うぐいす」にはお正月の伝統行事であり、縁起物でもある獅子舞、「もも」には日本の伝統色で、お正月飾りの羽子板をあしらっている。
発行枚数の内訳は、うぐいす1億1,300万枚、もも1億3,700万枚。両方ともインクジェット紙。
●郵便年賀.jp
年賀特設サイトで「知る」「買う」「つくる」「送る」の各コンテンツの充実。
●年賀状サービス
「ミクシィ年賀状」、「ウェブポ」、「Yahoo!JAPAN年賀状」と連携した、住所が分からなくても実際に年賀状を送ることができるサービスの提供をはじめ、スマートフォンのアプリを使って実際の年賀状を送るサービスもあらたに展開。
●企業向け
「年賀タウンメール」、「オリジナル年賀葉書」、「DMファクトリー」の展開。
販売期間は平成24年11月1日(木)(インターネット通販での予約受付は8月31日(金))から平成25年1月11日(金)まで、お年玉くじの抽せんは平成25年1月20日(日)との事。
詳細は日本郵便プレスリリース
毎年、この時期になるとプレスリリースでお年玉付き年賀状の詳細が発表される。年賀状は決して単なるはがきや紙ではなくて、コミュニケーションツールであり、日本が誇れる文化なのだとあらためて痛感する。
人によってはビジネスとして捉えるのかもしれないが、元々持っていた日本の精神構造みたいなものが、カタチになったものが年賀状であって、年賀状というツールがあったから突然出来た習慣ではないという事だ。その証拠に通信手段としてのハガキの役割は電子化によって失われている。電報だってとっくの昔に廃れている。それでも生き残って36.7億枚という数字になっているのは、ビジネスだけでは説明のつかない現象だ。