メールやSNSで済ませる傾向が強いと言われる年賀状だが、紙のアナログな年賀状は特別であると社会公共システム研究グループの高橋氏は言う。
被災地からの年賀状で手書きで添えられた文章には復興ビジネスで景気回復の兆しがあるように見受けられるが、実際には旧知の知人から伝わる印象は違うとも。これがアナログの年賀状のなせる技であるかもしれないと氏は喝破している。
文具業界でも若い世代に比較的高い筆記具が売れているそうだ。業界では若い世代でもたまには自分らしさを表現できるアイテムの一つとして購入していると解釈しているとの事。
InfoComモバイル通信ニューズレター
年賀状研究所のFacebookでは代用出来ない年賀状文化の神髄でも触れていますが、SNSと年賀状は機能的に似通っていても、本質は明らかに別物でしょう。人の気持ちを伝える道具として、画一的な文字と手で書いた文字は表情が違いますし、伝達力も違うのだと、あらためて思い知らされます。
それにしても阪神大震災の時もそうでしたが、震災の爪痕はカンタンには癒えないでしょうし、まだまだ時間も掛かります。被災地の言葉が取れるのはいつになるのでしょうか。