いかんなあ、どんどん書く事がネガティブになる。しかし、本人は至ってポジティブな奴だ。常に前向きなのである。それが証拠にどうやったら手を抜いて簡単にできるだろうかとばかり考えているのだ。(どこが前向きやねん)
こういう時は目を細めてみるに限る。何も喜んで目を細めている訳ではない。簡略化するには余計に見えるものをシャットアウトするに限る。つまりは細部を見て見ぬフリをするのだ。(どこが前向きやねん)
神は細部に宿ると言ったのは建築家のミース・ファン・デル・ローエだ。その神様を捨てようというのだ。これほど前向きな事があろうか…。要らないものをシャットアウトしてみると、必要不可欠なものだけが見えてくる。そうなったらしめたものだ。必要不可欠な部分だけを表現し、さらにカット出来ないかを考える。ここで考えすぎると時間をくうので適当なところで妥協する事を忘れてはいけない。(実に前向きだ)
かくしてこの年賀状は出来た。終わり。
(ふゆき)