擬人化にはいくつかの手法があり、動物のカタチそのものを使って人間に見せる方法。つまりは外観は動物で中味は人間。動物に人間の服を着せるなんて手法がそれに当たるのかもしれない。(そう考えると、ペットは既に擬人化されている事になる)次に顔だけ人間で胴体が動物。或はその逆。人魚とか半魚人なんかが良い例かもしれない。(どこが違うねんと思わないでもない)最後に人間に動物の特徴的なしぐさや一部だけを誇張してつける。しっぽや、角なんかをつけたりする手法。(ゲゲゲの鬼太郎のネズミ男も擬人化になるだろう)
一番安直でお気楽な擬人化が2番目だろう。何がいいたいかというと、右の顔だけ馬で胴体が人間の年賀状が安直だってことだ。しかも12年前の顔だけ使い回した。そこは正直に告白しているので、勘弁してもらいたい。
それにしても見れば見る程、かわいくない。少年でもなければ、おっさんとも言えない。誰が使うのだろうと疑問を残しつつも、こうして37枚目の年賀状を作ったというよろこびとも言えず、悲しみとも言えない不思議な感情がわき上がるのだった。
(ふゆき)