ブラジルワールドカップを控え、サッカー人気がまた沸騰している。しかし、そもそも馬がサッカーってのに無理がある。人間の胴体に首をのっけるだけの擬人化にも無理がある。無理が有ると思って作っているから、どうしてもモチベーションがあがらない。
年賀状で干支が要らないという意見もあるが、しかし、干支があるからこそ年賀状の文化は続いてきたとも言える。この12進法の干支の縛りが人の記憶や思い出を刻み込み、さらに創作においてはメリハリとなり、100年以上の長きに亘って継続している原動力となっている。
それが証拠に、100年以上前にヨーロッパで盛んだった新年のグリーティングカードは廃れてしまった。その原因はテーマ性の希薄さにあったと見ている。日本の年賀状には干支であったり、縁起物であったりするテーマ性がある。俳句の季語みたいなものだ。
だからこそ、モチベーションがあがらないとぶつぶつ言いつつも、干支にこだわって作っているのである。
(ふゆき)