鶴は長寿の代名詞だ。千年と言われる。そのくせ万年の亀は年賀状に登場しない。不思議だ。亀は不細工だから?。それとも妙な意味が別にあるから?。ここはあまり触れないでおこう。
普段、自分の生きてきた軌跡は振り返らない。誕生日に気付く。そして年賀状の季節になると同じように思う。不思議と去年はどんな年賀状だったか忘れない。12年前の誕生日を覚えている人はいなくても、年賀状はよく覚えているものだ。その瞬間あまりの時の流れの早さに愕然とする。
人間は百年生きれば充分長寿だ。この百年で何かを成すためには、何かに執着しなければならない。中途半端に生きて中途半端な足跡しか残せないのは寂しい。あなたは専念してますか?と問われたら、専念ちゃい万年…と答えるしかない自分も情けない。
今年こそ今年こそ…と思いつつ人は老いていく。少年夢追いやすく、学成り難し。嗚呼…。