隣の年賀状と同じものを使っても、見せ方を変えるとこうなるという見本である。その為にわざわざ溢れるほどあるアイデアを捨てて、泣く泣くわざわざ同じ輪郭の絵を使った。(誰も信用しない事を我ながら堂々と書くものだ)
アイデアと言えば、私の事務所はアイデア工房という。デザイン事務所なんて全くするつもりはなかった。アイデアを売る仕事をしたいと大いなる志をもってつけた名前だ。知的生産工場というキャッチフレーズをつけていた。だが食うためにいつの間にかデザイン事務所になってしまった。知的生産工場はいつのまにか凄惨工場と化し、自転車操業の毎日となった。
アイデアも自転車操業ならば、仕事も自転車操業、遊びではじめたインターネットも自転車操業だ。次から次へと自家発電しているがひとつも豊かにならん。一体どこで歯車が狂ったのだろう。いくら考えても分からない。
しかし、昔の人はうまい事を言ったものだ。下手な考え休むにニタリと言う。正月位はニタリニタリと笑って過ごそうじゃあ、ありませんか。(自分で書いていて意味が全然わからん。)