毎年のシリーズ年賀状だ。出来るだけシンプルなタッチで顔半分だけで、後は何とか見る人の頭の中で全体を補ってもらおうという横着な試みである。
トリミングとは業界用語で一部を切り取る事を言う。木を見て森を想像させるのが最高のトリミングだ。写真でよく使う。顔を半分切り取る。頭の髪の毛を切り取る。散髪するって意味ではない。(当たり前だ)部分だけでも全体が分かるようにカットする。雑誌などを見ると、ほとんど全体をそのまま掲載した写真はない筈だ。
上下左右が切り取られている。その続きが想像できる分、誌面が広く感じられるのが特徴だ。完結してしまうとつまらないが、まだ続きがあるぞ…と感じられるドラマと同じようなものだ。特殊効果をふんだんに使った映画は楽しい。見ていてすかっとする。しかしあまり細部を覚えていない。だが、文字で読む小説だと想像力が喚起され、絵は読む人の頭の中で作られる事になる。これが意外に忘れない。
完結よりも、簡潔。鉄則である。
(ふゆき)
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