影のある人生
シルエットは便利だ。形だけ取って塗りつぶせば良い。ボロ隠しに最適だ。だが、形に特徴のあるものならいいが、そうでない場合何がなんだか分からなくなる欠点を併せ持っている。猿なんて人間のようで四つ足で顔だけが特徴のようなものは困る。ヒツジか犬かなんだか分からなくなるからだ。そういう場合は一部だけ陽を当てて辛うじて形を取るしかない。
欠点かくしのシルエットだが、世間にも同じ事が言える。見えないウラで悪がはびこる。社会の欠点をシルエットにしている訳だ。やな世の中である。
しかし、逆に言えば欠点はシルエットにしましょうと言うことにもなる。え、私は顔に自信がないのですが…っておっしゃるのでしょうか?
お答え致します。取り敢えず顔をマジックで塗りつぶしてシルエットにして街を歩いては如何でしょうか(…って、何でやねん)
|