先入観念
人は最初から色眼鏡でものを見る。大抵の場合それは迷惑な話である。私なんてモト冬樹氏のせいで常にハゲてるに違いないと思い込まれているようなものだ。しかし、逆の場合もある。今年はサル年である。だから何を描いても思い込みからサルに見てくれるという実に有り難い特典がある。
この手は去年も使ったが、サルをお盆に見立てた。普通ならお猪口か饅頭を置いたお盆にしかみてくれない。もしも来年が鬼年なら、ああ赤鬼さんだと言うに違いない。ナマハゲ年なら、そうだと思うに違いない。
こうなると絵の巧拙より、発想の大胆さの方がインパクトがある事になる。目立つならば顔の善し悪しより、工夫して狙った奇抜な服装や髪型の方が訴える力があるのに似ている。なまじっか顔が良いと、そこに頼り切って工夫を忘れて損をするもんだ。
あ、、、そういう意味では、俺ってけっこう損してるかも(言うだけタダや)
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