スポーツd04 干支スキーイラスト

雪国生まれの蹉跌

季節柄、及び雪国生まれの私にとり、スポーツとしてスキーは外せないだろうと考え、スキーを入れる。よって、スケートは描かないのであしからず。ちなみに私は小学校の頃、雪とはお友達だった。

その頃のスキーはワイルドだった。屋根から落ちた雪を固めて台を作り、ジャンプして雪の中に頭を突っ込む。坂道から勢いつけて川を飛び越えて向こう側にまるでマンガのような大の字を雪の上に描く。そんな遊びが普通だった。田舎のスキーはレジャーではなく、チャンバラごっこやインディアンごっこと同次元だった。

大きくなってからスキーをしたときに、出来るか？と聞かれて激怒した。出来ない訳がないやろ、空中を飛んでたんや…とばかりにスキーの板をはいて分かった。その時スキーは、ごっこから、レジャースポーツに変わっていたのだ。板の長さも自分の身長も変化していた。そして、その時思ったのだ。

スキーなんか嫌いだ〜〜〜！

以上の理由によって雪国生まれの私はスキーが出来ない。

(ふゆき)