便箋への郷愁完全なる自分の筆跡だ。和風に見えるように処理する。さらに便箋に書いたような罫線を入れてみた。Illustratorの機械的な部分を出来るだけ消し去りたかったからだ。今回は力尽きてやっていないが、この罫線を手でフリーハンドで引いたようなギザギザだとさらに和風感が増すかもしれない。 便箋は私にとってずっとお友達だった。11歳の頃からずっと大阪に居た男の友人と手紙を交わした。(ここら辺りに詳細があります→その1・その2)便箋に文字を綴るのはお手のもので、一度に10枚以上書いた。文字は手で書くものだったのに、いつしか手紙は電子メールに置き換わり、ペンを持つ手がキーボードに置き換わった。効率は良いのだが、全体のバランスを取りつつ手で書いた便箋が懐かしくもある。 時代は常に変化していく。二度と戻る事はない。文字どころか絵すらもマウスに代わった。それでも手がカタチを覚える事の重要性を忘れてはいけないと今でも思うのだ。 (ふゆき)普通の場合はこちらです。よくある質問などはまみたろうさん作のデザイン年賀状楽しみ方マニュアルで。 ●画像ダウンロードJPEG画像|PDF |
イラスト&デザイン/田中冬木
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ふゆきデザイン年賀状 |