嘘の中の真実イヌを写真のように描いても意味がないと、作者メッセージに書いた。写真より劣る技術で描いてはさらに意味がない。写真をそのまま描いたら絶対に不気味になる。絵と写真は全く別のものだ。絵なら誇張がいる。イラストならではの嘘が必要だ。矢吹丈は前から見てもヨコから見ても髪の毛が前にサササと垂れているようなものだ。おかしいやんけ!と突っ込んでも仕方ない。絵とはそういうものだ。 デフォルメは形の簡略化である。しかし色だってデフォルメが必要だ。写真は連続階調だ。肌色を写真のように彩色した絵は見るも無惨になる。逆に色が実物だったら気持悪いが絵ならしっくり来る。真実とは何も本当の事ばかりではない。嘘の塊の中にある事もあるのだ。な、何…お前は嘘が多いからそんな事を言うのだろう…とおっしゃいますか。 それに対しては本当の事を言うばかりが真実ではないと答えておきましょう。 (ふゆき)普通の場合はこちらです。よくある質問などはまみたろうさん作のデザイン年賀状楽しみ方マニュアルで。 ●画像ダウンロードJPEG画像|PDF |
イラスト&デザイン/田中冬木
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ふゆきデザイン年賀状 |